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ハンドラッパー

 

 ホーニング仕上げは、ラップ仕上げ、超仕上などと共に精密表面仕上げ方法の一種で、その中でも円筒内面を加工する方法として発展してきました。

 その加工は、円筒内部に砥石を適当な圧力で押し付けて砥石と加工物(ワーク)との間で回転運動と往復運動を与え、研削液を注ぎながら表面仕上げを行う方法です。

 

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クリップホーニング加工の用途

①油圧、空圧シリンダーの内面(摺動面)

②エンジンシリンダーの内面

③ブレーキドラムの内面

 

 

 

 

 

クリップホーニング加工の特徴

ホーニング加工の回転、往復運動により生じる交差状のキズ(クロスハッチ模様)が、製品使用時の油溜まりとなり、潤滑油、摺動性をよくする。
内面研磨等の加工法に比べて、研削能力が遥かに高く能率的である。
小径長尺であっても加工できる。
簡単な機械構造でも表面精度、加工寸法精度(円筒度、真円度)が高く管理しやすい加工方法である。
表面精度の高い仕上がり面は、加工変質層、熱変質層が少なく耐摩耗性に優れている。

 

クリップホーニング砥石の選定

①砥粒 ワーク材質に合わせて砥粒を選択します。研削砥石と同じ選定です。
②粒度 加工の粗さにより選定します。
③結合度 砥粒1刃に掛かる負担が大きいので、強固に保持する結合度が必要ですが、目詰まりが起きやすい為、一般的にI~Kが使用されます。
④処理 砥石結合度を下げ、切れ味を良くし、加工時の欠けや折れに対する強度を処理によって補強します。

●硫黄(S)処理

硫黄処理は、研削能力の低下が殆どなく耐久性が良くなります。欠点は腐食性がある事と、研削液に溶解して液の寿命を短くすることです。

●ベーク(B)処理

砥石を樹脂コーティングする事により耐久性を良くし、目こぼれ対策としても用いられます。欠点、目詰まりの発生度合が高いので、作業条件を合わせるのが難しいことです。

 

 

 

 

 

 

 

 近年では超砥粒化が進み、特に小径用は一般的に使われるようになりました。研削性、耐久性が良く生産性が向上します。

 ホーニング加工の場合、メタルボンドが最も多く使用され、研削と切削の中間的なイメージで一般砥粒の砥石より高速度、高圧力で使用されています。

 

長寿命の為、砥石交換が少なく稼働時間が長くなり、生産性が向上する。
無人運転などの省力化が図れる。
砥石切り粉と加工物切り粉が、同じマグネットフィルターで処理できる。
ホーニング加工時の音が軽減される。
一般砥粒では刃が立たなかったり、著しく加工能率が劣るものであっても研削が容易である。

 

加工コストに占める砥石コストは、一般砥石に比べて増加する場合が多い。
一般砥粒の研削に比べて加工物表面がムシれ易く、加工変質層が現れることがある。
加工初期の加工物形状になじみにくい為、深いキズをつけ易い。
高回転、高圧力の加工条件であるため、機械剛性の高い機械が必要である。