

▼三要素、五要因

砥石は、大きく分けて砥粒、結合剤、気孔の3つの組み合わせから構成されています。
これら3つを『砥石の三要素』と言います。
この三要素の種類、量などを変化させることにより、多種多様の砥石を作ることが可能です。
三要素はさらに砥粒の種類、砥粒の組織、砥粒の粒度、結合剤の種別、結合度の5つに分類され、『砥石の五要因』と言われています。
これら3つを『砥石の三要素』と言います。
この三要素の種類、量などを変化させることにより、多種多様の砥石を作ることが可能です。
三要素はさらに砥粒の種類、砥粒の組織、砥粒の粒度、結合剤の種別、結合度の5つに分類され、『砥石の五要因』と言われています。
▼砥粒
加工物を削ります。
硬い鉱物質の結晶体の粒子、砥粒は砥石のなかで、切刃の働きをします。
硬い鉱物質の結晶体の粒子、砥粒は砥石のなかで、切刃の働きをします。
●種類

●組織
砥石の容積に対する砥粒の含有率です。
0~14の番号で表します。
0~14の番号で表します。

砥粒率が増えると、砥粒がぎっしり詰まった状態で密な感じになり、逆に砥粒率が減ると、見た目はガサガサした感じになります。
また、同じ結合剤で同じ量の場合、砥粒率が増えると砥粒の保持力が弱く、砥粒の脱落が多くなり、軟らかく作用します。
逆に砥粒率が減ると砥粒の保持力が強く、有効切れ刃が少なくなる為、能率よく研削できなくなり、硬く作用します。
また、同じ結合剤で同じ量の場合、砥粒率が増えると砥粒の保持力が弱く、砥粒の脱落が多くなり、軟らかく作用します。
逆に砥粒率が減ると砥粒の保持力が強く、有効切れ刃が少なくなる為、能率よく研削できなくなり、硬く作用します。
●粒度
砥粒の大きさを表し、一般に00番という形で表現されます。

※4番が最も粗く、8000番が最も細かい
粒度が細かく(砥粒が小さく)なると、仕上げ面が良くなりますが、研削能力が低下し、研削熱の発生が多くなり、研削焼けやビビリが生じることがあります。
目的に合わせて粒度を選択する必要があります。
目的に合わせて粒度を選択する必要があります。
▼結合剤
砥粒と砥粒を結合させ保持するのに用いられる材料。ボンドとも言う。
●種類

●結合度
結合度は、アルファベットA~Zで表し、Aが最も軟らかく、Zが最も硬い。
硬さの測定はロックウェル硬さ試験機を用い、HRHの測定数値をA~Zに振り分けて、結合度基準、結合度範囲を設け結合度分類されます。
また、HRHのRHを用い、ロックウェル硬さ試験機の測定代表値を表示する場合もあります。
硬さの測定はロックウェル硬さ試験機を用い、HRHの測定数値をA~Zに振り分けて、結合度基準、結合度範囲を設け結合度分類されます。
また、HRHのRHを用い、ロックウェル硬さ試験機の測定代表値を表示する場合もあります。
▼気孔
切りくずを一時溜めておくポケットの働きと、冷却水や空気を溜めて、発生した熱を冷却する作用があります。