大和製砥所

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WHAT IS A WHETSTONE? 砥石とは

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砥石とは、主に金属などの素材を研削・研磨するための道具です。
砥石には大きく分けて“天然砥石”と“人造砥石”の二種類があり、現在ではほとんどが“人造砥石”となっています。“天然砥石”は、研磨材としての役割を果たす硬い砂から成る岩石を採掘し、それをそのまま使用したものです。一方、“人造砥石”は、人工的に作られた研磨材を結合剤で固めて製造されており、より均一で効率的な研磨が可能です。
このように、天然と人工という違いはありますが、いずれも製造業において重要な役割を果たしています。

  • 天然砥石
  • 人造砥石

砥石の歴史

“砥石は、歴史上もっとも初期の道具”

 日本では古来より、質の高い天然石が多く見つかり、それらがさまざまな道具として活用されてきました。その歴史は非常に古く、縄文時代にはすでに磨製石器と呼ばれる石器が作られていたと言われています。磨製石器とは、砂や石などを使って石そのものを磨き、研ぎ上げて製作した道具で、当時の人々の生活に欠かせないものでした。日本では特に石の採掘や加工が発展し、縄文時代の磨製石器がその技術の初期の姿として知られています。

旧石器時代には、石を割って鋭利な部分を利用する打製石器が主流であり、比較的シンプルな形状のものが多く使われていました。しかし、時代が進んで縄文時代に入ると、割れにくく硬い石を選び出し、時間をかけて磨き上げる技術が発達しました。こうして誕生した磨製石器は、石斧や石槌など、木を伐採したり、加工したりするための道具として利用され、住居建設の技術の発展にも貢献しました。特に、木を伐り出し、細かく加工する技術が進歩したことで、竪穴式住居が建築され、住居環境の改善や生活の安定化が図られるようになったと考えられています。

こうした歴史を辿ると、砥石は人類が石を使った道具作りを発展させる上で、極めて重要な役割を担ってきたことがわかります。砥石は、まさに私たちが手にする道具の中でも最も古くから存在する道具のひとつであり、原始的ながらも高度な技術が込められた、歴史上の貴重な道具なのです。日本の砥石文化は、長い年月を経てもなお継承され、今日のものづくりにおいても重要な役割を果たし続けています。

天然砥石の魅力

“大自然が生み出した希少な宝物”

天然砥石は、火山岩が風化して非常に細かい粉となり雨水などで分離し、大きさの揃った粒子が粘土のような接着物質と堆積し、長い間の地殻変動で圧力が加わりできた水成岩を採掘したものです。
弥生時代には、墳墓から副葬品として鉄器とともに成形した砂岩が出土されています。
また、鎌倉時代から江戸時代にかけて、刀剣はもちろん包丁や刃物、大工道具などを作る道具として使われ、あらゆる物の技術向上に役立ちました。
天然砥石の名前は、その鉱山や地名から由来するものがたくさんあります。
明治初期頃には全国各地で100種類以上の銘柄の砥石が産出されましたが、近年地中深くの鉱山から掘り出す作業は危険な上、過酷な労働となり、良質の天然石が採れる鉱山が減少してきました。
現在では、人造砥石が工業生産で大量に出回ったことで、天然砥石は需要が減り、貴重で高価な商品となりました。
当社では、アメリカにて産出されるアルカンサス砥石を取り扱っております。

天然砥石のメリット・デメリット
〇 メリット

希少価値がある。

天然粒子の為、仕上がりがより細かい。

× デメリット

粒子、硬さ、色が安定しない。

鉱脈を掘り尽くすと無くなる。

入手手段がない。

安定して供給されない。

種類が少ない。

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